診療科・部門紹介

乳腺外科

患者さんへのメッセージ

 乳がんは、女性のがん罹患数第1位(人口10万人あたり150人)で女性のがん死亡数第4位(人口10万人あたり23.1人)であり、2020年のデータでは女性が一生のうち9人に1人が乳がんを発症するといわれています。乳がんの診断、治療は日々進歩して治療成績も向上しており、女性乳がんの5年相対生存率は92.3 %となっています。
 早期に発見し、きちんと治療していけば克服できるがんといえます。定期的な検診はもちろん、何か不安なことがあればお気軽に乳腺外科に相談ください。
(データ出典 がん情報サービス ganjoho.jp、SHIMADZU PINKRIBBON PROJECT)

 ブレスト・アウェアネス(Breast Awarenessという言葉をご存知でしょうか?
『乳房を意識する生活習慣』についてのキーワードです。女性が乳房の状態に日頃から関心をもち、変化を感じたら速やかに医師に相談するという正しい受診行動を身につけるための考え方です。
(日本乳癌学会よりbreastawareness_pamph )

ブレスト・アウェアネスの4つのポイント
1. ご自分の乳房のいつもの状態を知る
2. 乳房の変化に気をつける
  ① 乳房の腫瘤(しこり)
  ② 乳頭からの異常分泌
  ③ 乳頭や乳輪部のびらん(ヤケドのように皮膚のむけた状態)
  ④ 乳房の凹みや引きつれ
3. 変化に気がついたらすぐ医師に相談する
   乳がんの大部分は痛みを伴わないしこりのため、しこりに気づいても様子を見て、しばらく受診されない患者さんもおられます。
4. 40歳になったら2年に1回乳がん検診を受ける

当科の特徴

 診断(画像検査、組織生検、病理組織検査など)、手術、薬物治療(抗がん剤、分子標的薬剤、ホルモン療法など)の一連の乳がん診療を行っています。乳がん診療に長く携わっている常勤外科医が診療を担当し、ガイドラインに沿った標準的治療を提供しています。
 東近江市の乳がんを診療できる医療機関として熱意と責任感を持って診療にあたっています。一年間におよそ20例程度の新たな乳がん患者さんを診断しています。

 マンモグラフィー検査は女性技師が行います。

扱う疾患・治療方法など

・検診、ドックでの要精査となったかたに対する2次精査
・自覚症状のあるかたに対する精密検査 ・定期的な継続検査
等、良性・悪性疾患問わず、あらゆる乳腺疾患に対する診療・治療を行っています。

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